濡れ衣を着せられました
1.突然の通知
ある日、突然FastRakから封筒が届きました。
このFast何とかというのは日本でいう高速道路協会のようなもんでしょうか。アメリカではHighwayを走っても基本的にお金は取られませんが、サンフランシスコのゴールデンブリッジやベイエリアの橋を渡ると課金されます。それを取り締まっているのがこのFast何とかです。
Webの方で事前の通過前の支払いなどが可能です。
https://www.bayareafastrak.org/en/home/index.shtml
橋なんか渡った覚えがないんですが,封筒を開けてみると…
橋の通行料金に加え期日までに払い込みがなかったので$25のペナルティ付きで払え、とのことです。Toll Evasionの意味が最初全くわかりませんし、混乱しました(直訳すると有料逃れとかそういう意味です)。でも写真を見ると確かに車のナンバーは私と同じですし、これはどういう事だと焦りました。
2.販売元に問い合わせ
実はこのViolationの通知が来る直前に、この容疑をかけられている車を入手したこともあり、Websiteの方でこの有料道路通過日時を確かめてみると明らかに車を入手する前の話です。
これ、なんか車を運ぶ時に業者がやらかしたものがそのまま自分にスライドしてきたんじゃないかと疑ってしまいました。別に罰金自体は前の駐車違反に比べれば大した金額ではないのでそこまでピリピリする話ではないのですが,コロナの影響による自動車業界の半導体不足とやらで生産が絞られたこともあって,納車についても当初の受け取り予定日近くになって1ヶ月先になります〜といきなり告げられたり、金額が見積よりもなんか変動あってね、と増やされたりとだいぶ足元を見られたこともあり、少額といえどこれ以上やられてたまるかという気持ちになってました。
それで問い合わせてみるとあっさりと反撃。「それ、本当に〜さん(私)の車ですか?」
3.容疑払拭
それでWebsiteの方で隅々まで探してみると解像度のよい写真が見つかりまして,見てみるとあれ車の色も違うし、車の形はソックリだけどメーカーが違う…
でも車のナンバーが同じなんてそんなことあるの?と思ってよーく見てみるとNとMが一字違い…なんて紛らわしい。
というわけでどっかの知らない車の料金を肩代わりさせられそうになっていたということです。即Websiteの方でDispute Violation(異議申しだて)というところがあったので、そこに自分の車の写真を送りつけて私ではありません、と努めて冷静に抗議文を送付しました。
結果、三日後に返信があり,無事容疑が晴れました。メールにはいやーナンバープレートがそっくりで間違えちゃったよ、よくあるんだよね(←あかんやろこのシステム)という感じでテキトーやのう、と思いつつもまぁこういう国でしょうと割り切って解決としました。
皆様も身の覚えのない請求にはくれぐれも注意ください。証拠が全てだと思い、この最近入手した方の車にもドラレコを装着しました。やっぱり自分の身は自分で守るしかなさそうです。